札幌

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記憶の底 - 12

2014年8月19日

札幌

OLYMPUS VG-140

 

撮ったことは何となく覚えているけど、あの日が暑かったのか、それとも涼しかったのかが思い出せない

 

もどかしいなと思って過去の気象データを調べてみたら、簡単に出てくるものなんですね。

 

気象庁

http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/hourly_s1.php?prec_no=14&block_no=47412&year=2014&month=8&day=19&view=

 

写真を撮ったのが2014年の8月19日、予報だと一日雨の予報です。

撮影時間は16:52、降水量0.5mmなので陽はさしているけど小雨程度に降っていたのかもしれません。

ずっと雨の予報だったなかで、ふいにさした陽が綺麗で思わず外に出たのでしょう。

 

気温は21.1℃ですが、湿度86%で南東3.7m/sの風なので、涼しさを感じつつどこかじめっとした重い空気だったのかなと想像できます。

どんな服装だったのかは当然覚えていないので、暑かったのか涼しかったのかはわからないのですが・・・

 

結局遠い昔を想像することしかできず、どんな風が吹いていたかさえ思い出すことができない訳ですが、写真があることで不完全ながらもあの日に思いを馳せることができるのですね。

 

ただ最近は、不完全に思い出せるが故に思い出せない一部分に恐怖を感じるようになってしまいました。

例えば食事の写真を見て、その日何を食べたのかは思い出せるけど、肝心のお店と向かいに座って一緒に食べた友人が誰かわからない、とかですね。

 

写真を撮る枚数を増やせばある程度は解決しそうですが、撮らなかった一瞬のほうが多いわけで、写真を撮り続ける限り一生悩むことになるのでしょうか。